1998年10月27日
■■■ ヘッドライン ■■■
1.データアクセスの需要は大きいが・・・。
2.欧州の二つのコンソーシアムの競争。
3.Knology社がハイブリッドのDOCSISケーブルモデムを大量購入。
4.3ComがDOCSIS 1.0準拠のケーブルリターン方式のケーブルモデムを発表。
5.プロバイダーのMaine社がFrontierVision社の設備でデータ通信をはじめる。
6.フランスのLyonnaise社がモトローラのケーブルモデムを1万台発注する。
7.Arepa社のCDROMデータ配送ソフトウェアを@Homeでフィールドテストする。
8.ベルギーのBrutele社がテラヨンのケーブルモデムを採用。
9.Intermedia社はデータサービス地域を拡張する。
10.ダラスでオペレータ向けにデータサービスのセミナーが開催される。
11.ケーブルモデムユーザーの98%が満足との調査結果。
■■■ 抄訳 ■■■
1.データアクセスの需要は大きいが・・・。
大きなMSOは二つの複雑な問題で悩んでいる。 最初の問題は、DOCSIS 1.0の システムを今すぐ採用するべきか、DOSCSIS 1.1が利用可能になるまで待つべきか という問題である。 1.0ではマルチベンダーの相互接続性が得られ、1.1では、 QoSをサポートするのでIPテレフォニーが可能になる。 1.0と1.1を同じチャンネル で同時に使用した場合、ネットワークの速度低下が懸念されている。 1.0の認定 作業の遅れも複雑さに拍車をかける。 1.0の採用を決めているオペレーターは、 認定されたものを購入したいのであるが、認定作業が遅れている。 それゆえ、 ケーブルモデムベンダーは、無料で認定にされたものにアップグレードすると 言っているが、オペレータからみると一段階プロセスが入ることになる。 別の ベンダーは、独自のケーブルモデムと同じ優先順位でDOCSIS 1.0製品を扱うとは 限らないと言明しているところもある。 現在、認定作業に入っているベンダーは 3Com,Bay/Nortel,Cisco,GI,Samsung, Thomson,Toshibaの7社である。12月 初旬に開かれる3万人の入場者があるウエスタンショーにむけて、認定作業は 終わると予想される。 1.1の製品が利用できるのは、99年第二四半期と いわれていて、遅くとも第四四半期には認定作業が終わると予想される。その結果、 1.0を通過点として、認定作業のおわった標準品のケーブルモデムを展開できるのは 99年の後半になってしまう。 いくら忍耐の強いオペレータでも、ここまで 遅れるのは得策ではないと判断するだろう。 というのは、電話会社がやっている DSL(先週、ITUでDSLライトが決まった)にマーケットを取られるだろうから。
もう一つの問題は、オペレータが高速なパイプの平等なアクセスをインターネット プロバイダーから要求されることが増加してきたことである。 AOL(アメリカン オンライン)はケーブルオペレータをコモンキャリアと定義するようFCCに 働きかけている。 AOLが欲しているのは、@Homeを経由したアクセスでは なく、直接にユーザーがAOLにアクセスできるようにすることである。この 直接にアクセスできる@Homeとは別のパイプをAOLはTCIに要求している。 平等なアクセスの例として、Knology社があげられる。 それは、MindSpring社は Knology社のHFCの設備を利用して、電話会社からT1(1.5Mbpsの専用線)のように ある帯域を購入しいる。 Knology社は同様に3、4のプロバイダーに帯域を 販売するつもりでいる。 この場合、ケーブルモデムまでKnology社が用意する。
先週、欧州ケーブルコミュニケーション98がロンドンで開催された。データ通信の 分野では二つの陣営があった。 一つは、欧州ケーブルモデムコンソーシアムで 11のDOCSISケーブルモデムベンダーからなる。 アメリカのDOCSISを欧州にあわせて 修正しようとしている。 この修正はITU-T J.112で、PHYを変更しなければならな い。 FEC(エラー訂正)は変えなければいけないし、帯域を6MHzから8MHzに変更して 上りの上限を65MHzから42MHzに変更する。 ICメーカーのブロードコムは 欧州仕様のワンチップIC BCM3300を発表していた。
もう一方の陣営は、9つのケーブルモデムベンダーが集まって、DVB/DAVICインター オペラビリティーコンソーシアムが設立された。
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